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ChatGPT活用方法!プロンプトテンプレートによるAIの使い方

1.あいさつ

こんにちは!
AIを使いこなすことは、現代社会において非常に重要なスキルのひとつとなっています。特に、ビジネスや学術研究、医療などの分野では、AIを活用することによって生産性の向上や問題解決が可能となっています。AIをうまく使いこなすことでまわりよりも作業の効率をあげていきませんか?

そこで、AI(主にChatGPT)を使いこなすためのプロンプトエンジニアリングについて、より詳しく解説する記事を提供いたします。本記事では、プロンプトエンジニアリングとは何か、なぜ重要なのか、どのように実践すればよいかなどを解説し、AIを使いこなすためのヒントを提供します。

また、AIに関する知識が浅い読者の方に向けても、わかりやすく解説しているため、初心者でも理解しやすい内容となっています。ぜひ本記事を読んで、AIを使いこなすためのスキルを身につけてみてください。

2.プロンプトエンジニアリングとは?

プロンプトエンジニアリングとは、人工知能に対して正確な指示を与えることで、より正確な回答を得ることができる技術です。

ChatGPTに質問をする際は、できるだけ明確な問いかけをするように心がけましょう。質問が曖昧だと、ChatGPTが正しい回答を返すことができないことがあります。
また、明確な問いかけをすることで、あなたにとって必要な情報をおしえてくれます。

ここで簡単な例をあげると


ここでは「りんご」ととても曖昧な質問を投げかけてみました。
するとChatGPTは「りんご」についての説明をして回答しています。

続いて、「りんごを英語に翻訳して」と質問を変えると


上のような回答が返ってきます。
このように、質問の仕方を変えるだけでChatGPTからの回答は変化し必要な情報を得ることが可能となります。
つまり、ChatGPTをうまく使いこなすためには”質問力”がとても大切です!

ここからは、Prompt Engineering Guid(https://www.promptingguide.ai/jp)を参考にうまくAIを活用するための具体的な質問の仕方を説明していきます。

3.プロンプトの要素

ChatGPTを使うにあたって基礎となるプロンプトの要素は次の4つに分類されます。

・命令

命令とは、モデルに対して何を行うかを指示するための指示文です。
ChatGPTに指示をする際にこの命令は、最も重要となる要素です。先程の例での命令は「翻訳する」の部分にあたります。この命令を正確に指示しなければ、正確な回答を得ることができません。

よく使われる命令の例をあげると

・「教える」、「解説する」
・「書く」、「文章を作成する」
・「翻訳する」
・「要約する」
・「並び替える」
・「コーディングする」、「コードを作成する」

・文脈

文脈とは、与えられた入力の背景や前提条件のことです。これらを入力することで、より正確な回答を得ることができます。

例えば文章作成をタスクとしたときに入力する文脈としては

・何を書くか「テーマ」
・どのような文体で書くか

などがあげられます。
より具体的な質問をするためのコツについては後で解説していきたいと思います。

・入力データ

入力データとは、モデルに与えられるタスクに必要な情報のことを指します。例えば、文章の要約をタスクとした場合、以下のような要約する前の元の文章が入力データにあたります。


文章の要約や翻訳を行う場合は特に、この入力データの情報をしっかりと与えてあげなければなりません。

・出力指示子

出力指示子とは、入力されたテキストに対してAIがどのような出力を返すべきかを指示するための要素です。この要素を与えることでより自分の求める情報を与えてくれます。

いくつか例をあげると、

・「詳しく」、「簡潔に」
・「〇〇字程度で」、「〇〇字以内で」

このような条件を指定することで文章を作成したりする際により質の高い回答を得ることができます。

Zero-Shotプロンプティング

「Zero-Shotプロンプティング」とは、事前に例やデモンストレーションを行った上で回答を求めることです。
ChatGPTの精度はすでに高いためこの「Zero-Shotプロンプティング」でも十分な回答が返ってきます。

Few-Shotプロンプティング

逆に、事前に例を与えたりデモンストレーションを行った上で回答を求める方法を「Few-Shotプロンプティング」といいます。

もし、複雑な質問を投げかけるときや、ある程度型にはまった回答を求めているときはこの「Few-Shotプロンプティング」の方法を使うのが良いでしょう。

ChatGPTを上手に活用する表現

役割を与える

ChatGPTに質問をする場合、役割を与えた上で質問を投げかけるとより明確な回答を得ることができます。

以下は、AIについて役割を与えずに説明してもらった回答です。


次に、「小学1年生の教師」という役割を与えることで


専門用語をできるだけ少なくした回答が返ってきました。このようにChatGPTに役割を与えることで、回答の質を高めることができます。

以下は、役割の例です。

あなたは

・プロの〇〇
・〇〇の専門家
・○年生の先生
・医者、弁護士、会計士
・Webライター、編集者、記者
・クリエイター
・ネイティブスピーカー

です。

条件を与える

先ほどの、出力指示子のように条件を与えることはとても重要です。条件を与えなければ、より明確な回答が返ってこないだけでなく、間違った情報を返してくることもあります。


ここでは「SEOを意識」、「10個」といった条件をつけています。
このように条件を設定して上手にChatGPTを活用しましょう。

以下は条件の例です。

・〇〇個で
・〇〇字で
・箇条書きで
・〇〇の観点で、〇〇の視点から
・詳しく、具体的に
・簡潔に、短く
・小学○年生でもわかるように、子どもでもわかるように
・理由とともに
・SEOを意識して
・タイトルとともに

などがあげられます。

最後に

ChatGPTに質問をするときに、最初から具体的に条件をつけて質問をする必要はありません!
前に帰ってきた回答をもとに、1つずつ条件を増やしていくことであなたの求める回答を得ることができます。
このようにAIを上手に活用しビジネスや作業における効率を上げていきましょう。