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「2週間で合格できる!大学生が実践した日商簿記3級勉強法」効率的な勉強法やおすすめの参考書も紹介

・「日商簿記3級に最短で合格したい!」

・「3級って独学でも合格を目指せるの?」

・「参考書はなにを使えばいいの?」

このように思っている方がいると思います。

私は、日商簿記3級の試験に2週間の学習で合格することができました。
そこで今回は、日商簿記3級に合格する勉強法やコツ、私が使った参考書を紹介します。

導入:大学の授業では合格できない!?

本記事をご覧の方の中には大学での授業で簿記を学習しようと考えている方、
また、通信講座などを利用して学習を進めようか悩んでいる方もいるのではないでようか?

結論から言うと、「日商簿記3級」には”独学”で十分合格を目指すことができます。

むしろ私は、資格への合格を目指すなら短期集中型の学習をすすめています。
理由はモチベーションを維持しやすく、覚えなければならない内容もそれほど複雑ではないため長い期間をかけて忘れる前に試験に挑戦したほうが良いからです。

簿記3級の試験

試験日 統一試験:年3回
6月、11月、2月
ネット試験 テストセンターが定める日程
試験時間
60分合格点70点合格率40%〜50%

 

出題される問題

問1(45点) 仕訳問題(15問)
問2(20点) 帳簿や伝票に関する問題、訂正仕訳、決算仕訳、勘定記入
など
問3(35点) 精算表、財務諸表の作成

 

・おすすめの参考書

みんなが欲しかった!簿記の教科書

みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第11版

この参考書は主にインプットのための教材として使用します。

この教科書の1番の特徴は、カラーで印刷されていてとても見やすいデザインになっている点です。基礎的な仕訳の例やChapterごとに確認問題もあるため、1から独学をしようと考えている方にとってはとても使いやすい参考書となっています。

みんなが欲しかった!簿記の問題集

みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第11版

この問題集はアウトプット、練習問題を行うために使います。先ほどの教科書を1周した後に活用するのがおすすめです!

この問題集は各問ごとの問題が、本番の試験と同じ形でたくさん出題されています。
それに加えて、試験と同じ問題数、配点で出題されている「模擬試験」がついているため、本番前はこちらを活用して時間を計りながら試験の対策をすることが可能です。

期限を意識した計画を立てよう

私が、簿記3級に合格するために進めていった学習はこちらです

1〜3日目 教科書を1周読みこんでインプット
4〜7日目 問題集で”問”ごとに練習を繰り返す
8〜14日目 過去問・模擬試験で本番と同じように問題を解く

教科書を1周読み込んでインプット

どの勉強をしようとしても最初にインプットをして基礎知識をつけなければなりません。
簿記の知識を初めて簿記を学習する方は、すべてが初めてとなるので最初に参考書を読んでも理解するのに時間がかかるかもしれません。
この最初の1周目がとても大変でつまってしまうこともありますが、ここを乗り切ればこの後の学習がスムーズに進むようになります。

最初の簿記の仕組みや、基礎的な仕訳の仕方についてまずは参考書を読み込んで内容を理解できるように頑張ってみましょう。

次に、帳簿や伝票、決算書、財務諸表についてもまずは目を通してみましょう。
しかし、これらについては参考書を読むだけでは理解するのが難しいです。
ここは完璧に理解する必要はなく、問題集でアウトプットするのと同時に少しずつ理解していくのが良いかと思います。

問題集で”問”ごとに練習を繰り返す

簿記を学習する上で大切なのは”アウトプット”です。

実際に問題を解いて学習する方法が最も速く、効率的です。
参考書である程度内容を理解できるようになったら次に問題集を解いていきましょう

まずは問1の仕訳問題
仕訳の問題は試験問題の中で最も配点が高く、解きやすい問題です。
さらに仕訳の作業は問2,3でも必ず必要となってくるので
何度も練習を繰り返して完ぺきにできるようになりましょう。

先ほど紹介した教科書の最後には、仕訳を集めた付録がついているのでそちらを使って基礎的な仕訳を学習するのも良いでしょう。

次に問2の問題は様々な出題パターンが存在します。
そのため最初はわからないことが多いと思いますが、
まずは1周解いてみて出題傾向を知ってみることが大切です。
実際本番ではこれらのパターンから約2題出題されます。

この中に、商品有高帳に記入する問題がありますが、
「先入先出法」、「移動平均法」のどちらかを使って解く必要があります。

私はこれらの方法を理解するのに時間がかかりました。覚えておかなければ本番では解くことができないため、1度教科書に戻って見直してみるなど重点的に学習するのがおすすめです。

最後は問3についてです。
精算書や財務諸表を最初から作成したり、修正する問題が1題出題されます。
この問題は精算書や財務諸表の仕組を理解し、仕訳ができれば解くことができます。

桁数が多いパターンもよくあるため正確さとスピードが求められますが、繰り返し何度も問題を解いて慣れていけば必ずできるようになるため頑張ってみましょう!

過去問・模擬試験で本番と同じように問題を解く

ある程度問題集を解き、出題傾向を理解することができたら早速、過去問や模擬試験を解いてみましょう。

ここで必ずしてもらいのが「時間を計りながら解く」ということです。
試験時間は60分と短いため、問題を解くスピードはとても重要です。
最初の1周は解けない問題が存在するのに加えて、時間も足りないこともあるでしょう。
しかし、何度も本番と同じように時間を意識しながら問題を解いていけば、
試験時間以内に解き終わるまで慣れていきます。

ここで1つアドバイスをすると、問題は

問1→問3→問2

の順に進めるのがおすすめです。理由は単純に配点が高いのもありますが、
問3のほうが問2よりもパターンが決まっていて比較的解きやすいためです。

合格するためには配点が高い、問1と問3をどれだけ正確に解けるかが重要となってきます。
実はこの2つだけで80点をしめており、合格点は70点なので、
問1と問3で満点を取ればすでに合格点に達することができるのです!

合格への鍵

合格するには仕訳が命!

「日商簿記3級」に合格するために最も大切なのは”仕訳”です!
この仕訳ができなければ合格するのは不可能に近くなります。

仕訳はすべての問題で使いますが、特に問1と問3の仕訳は特に重要です。
ぜひ問1の仕分け問題に関しては満点を目指すようにしてみましょう。

問題集で問1の対策をしたり、仕訳集で暗記をするなどして正確かつ速いスピードで
解けるようになるまでひたすら練習しましょう!

短期集中型の勉強で
モチベーションが高いうちに合格を目指そう

「日商簿記3級」の試験は比較的覚えなければならない知識が少なく、
借方と貸方が必ず一致する仕組みになっているため、見直しなどもしやすい資格です。

この資格を長期間で勉強しようとするとせっかく覚えた知識も忘れてしまい、
何度も思い出す作業を行う必要があります。

なので勉強を進める際にはできるだけ1日の勉強時間を確保して、短期間で合格を目指す方法が効率の良い勉強方法と言えます。

さらには簿記は仕訳など、1度覚えたら単純な作業をひたすら何度も繰り返して
定着させなければなりません。
そのため、モチベーションが最も高い勉強を始めてからすぐの期間に合格を目指してみましょう!

最後に

私はネット試験で受験して無事に2週間の学習時間で合格することができましたが、
実は直前の模擬試験まで1度も合格点に達したことがありませんでした。

それでも合格できたのは直前まで仕訳の問題を徹底して学習し直したためだと思います。
簿記の基礎となる仕訳を徹底して勉強し定着させていけば必ず試験に合格することができるためぜひ参考にして学習を進めてみてください!